【11月9日号】 「金融所得の一体課税ってなに?」
「金融所得の一体課税」といういかにも難しそうな言葉。
最近良く見かけませんか?
どんなものか、簡単に説明しますと、
「個人の財テクで出てきた利益や損失を、財テクの種類にかかわらず全部ひっくるめて相殺し、
納税額を減らすことのできる制度」のことです。
つまり、「株を売って損失が出ても、配当や銀行利息と相殺して課税する」ことが可能になるということなんです。
(今は複雑な税制になっているのですが、財テクで出た利益や損失は一部を除き相殺できません)
ただ、「どんな運用手段を相殺するか」の範囲は実はまだ明確にされていません。
株式の譲渡益や譲渡損、株式の配当、銀行預金の利息などは「金融所得」に含まれることになると思いますが、
FXの損失はどうなるかなど不明瞭なところもたくさん残っているのが現状です。
なぜ今この制度が検討されているかと言いますと、
「銀行にお金を預けたままにしないで、もっと株式投資をしてお金の回転をよくしたい」という政府の意図があるからです。
消費税の増税の影に隠れている感はありますが、
これも知っておくべき重要な税制の改正ですよ。
参考記事:日経新聞(11/9)