« 2009年06月 | メイン | 2009年09月 »

2009年07月 アーカイブ

2009年07月07日

【7月7日号】  「アマゾンVS国税局」

取れるところから取る。

税金の王道です。

公平、中立、簡素という重要な「租税原則」には
「取れるところから取る」という文言はもちろん謳われていません。

しかし、現実には「取れるところから取ったあと、理由を付ける」ために利用されているフシは否めません。

そして今、「取れるところ」とは多国籍企業です。

最近は各国とも税収が落ち苦しい状況だからです。

アマゾンが東京国税局から約140億円もの追徴課税を受けています。

簡単にいうと、日本で儲けた利益をアメリカ本社の利益にしてアメリカで納税をしていたので、日本でも納めなさいというものです。

日本とアメリカとの間で取り交わされた租税条約によると、
日本に倉庫を置くだけならば税金を納めなくても良いことになっていますが、
事業によって利益が出たときは日本で法人税を納めることになっています。

今回アマゾンは日本で事業を行っていたことが明白なので国税局が動いたようです。

個人的には、日本で発生した所得なので日本で納めるべきだと思ってます。

それが国際課税の基本だからです。

倉庫だけしかないと言った表面的で形式的なことではないと思います。

アマゾンは、法律の隙間を突いた形になっています。

これからもアマゾンのような巨大多国籍企業は世界的に狙われるでしょう。

その分、守りも堅いはず。

アマゾンという巨大企業相手に国税局がどこまでできるか、見所です。

大阪の税理士・会社設立支援の ベンチャーサポート 税理士法人 へ

東京・渋谷の税理士・会社設立支援の ベンチャーサポート 税理士法人 へ

http://www.my-standard.co.jp/システム開発なら㈱マイスタンダードへ

2009年07月08日

【7月8日号】  「BRICSとVTICS」

BRICSと言えば、言うまでもなく、ブラジル、ロシア、インド、中国の経済発展が著しい4カ国のことです。

広大な土地や資源、人口を有することから、今後大きな影響力を持つことが間違いないと言われています。

面積で言えば世界の29%、人口で言えば42%を占めるのですから、その影響力たるは想像が容易です。

さらに軍事的にもブラジルを除く3カ国は核保有国で、影響力も大きくなっています。

2008年ではG6(アメリカ、日本、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア)の15%ほどの経済規模ですが、このまま発展が続けば2025年に50%、2040年に同じ規模、2050年にはG6の1.5倍になるとの試算もあります。

これに対してVTICS(ヴイティックス)というのはアジア新興4カ国のベトナム、タイ、インド、中国のことです。

つまりBRICSからブラジルとロシアを除いて、ベトナムとタイを加えています。

人口でいうと25億人、GDPの合計は世界全体の8%を占めます。

このような言葉が出てきた背景にはベトナムやタイの労働力の質の良さや、外資優遇政策があるようです。

アメリカやヨーロッパの購買力が回復しないのであれば、
地理的にも近いVTICSが重要性を増すことになるかもしれません。

どちらにしても、この金融不況は世界各国の経済の序列を大きく変えることになるかもしれません。

大阪の税理士・会社設立支援の ベンチャーサポート 税理士法人 へ

東京・渋谷の税理士・会社設立支援の ベンチャーサポート 税理士法人 へ

http://www.my-standard.co.jp/システム開発なら㈱マイスタンダードへ

About 2009年07月

2009年07月にブログ「日経新聞ぶったぎり!」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2009年06月です。

次のアーカイブは2009年09月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。