オバマ大統領が徴税強化に乗り出しています。
AIG生命の高額賞与に対する課税案もその一例ですが、
個人の富裕層や大手企業の合法的脱税を取り締まる考えです。
その一環として挙げられているのが、タックスヘイブンへの徴税強化です。
タックスヘイブンについてはこのブログでも数回書きましたが、
税法では一応の縛りがあるものの現実的には抜け穴が多かったようです。
その原因はタックスヘイブンの国や地域が情報開示に非協力的だったからです。
ヨーロッパで言えばリヒテンシュタインという国は、裏金の宝庫でした。
ドイツの大手企業の幹部が脱税に利用していたのは記憶に新しいです。
追求すればもっと出てきたかもしれません。
しかし少し前にヨーロッパ主要国、特にドイツ政府の圧力で情報を公開しました。
リヒテンシュタインからすれば「裏社会の信用が失墜」し、
資金の流入が減少するので喜ばしいことではないでしょう。
しかし国際社会の圧力が強まってきた流れの中ではいたしかたないのかもしれません。
各国とも財政赤字が膨らむなかで、税収が他国へ流れると国家の基盤を揺るがしかねないのです。
タックスヘイブンに対する国際的な包囲網はこれからドンドン狭まっていきそうです。