金融庁が金融機関の中小企業向け融資が増えるよう力を入れ始めました。
一連の金融危機で銀行も株式の含み損などが出始め、
自己資本比率が低下しています。
その影響は中小企業への貸し出し抑制という形で現れ始めています。
プロパー融資は万一融資先が倒産すれば銀行が大きな痛手を受けます。
ですので、各銀行ともプロパー融資に非常に慎重になっているとのこと。
では保証協会を使った制度融資はどうか。
こちらは10月末から保証協会では「緊急保証制度」が始まっており、
融資の申込が殺到しているとのことです。
政策公庫への融資申し込みも通常月の2.6倍にのぼってます。
保証協会や政策公庫の人員が増えるわけではないので、
きちんとした審査が行われているのか心配になります。
融資を受けられる会社が却下されていなければいいのですが。
同じ日の日経の国際面にはアメリカの消費が大幅に落ち込む記事が載っていました。
その影響は確実に日本の輸出の低下、ひいては輸出企業の下請けの中小企業の業績悪化へと直結します。
ただでさえ、これから年末にかけて通常よりも多くの運転資金が必要になる中小企業。
それに加えて先の見えない不況。
多くの中小が瀬戸際に立たされるのは目に見えています。
なんとかこのピンチを乗り越えていってほしいです。
金融庁がこういった現状を憂いて動いたわけですが、
銀行融資のよりいっそうの拡大を期待します。