リーマンの破綻から始まった一連の世界同時株安が会計のルールまで変えました。
日本、アメリカ、ヨーロッパで導入している「時価会計」を一時凍結すると発表されたのです。
簡単に言いますと、株式は本来のルールでは「時価」で評価しなければいけません。
例えば100円で買った株式が70円になったら30円損失を計上しなければいけないということです。
しかし最近のこのありえない株安。
もし大手企業が株式を時価で評価したら、どこもかしこも赤字になります。
そうするとまた株価が落ちるという最悪の循環に陥いる危険性があるのです。
そこで「時価」ではなく買ったときの価格、つまり簿価のままで良いということにしたのです。
もしこれが平常時ならば完全な粉飾決算です。
会計のルール一つで赤字が黒字に変わるというのは、
何か見せ掛けだけの小細工のような気がします。
中小企業の会計の現場では「会計は会社の意思」という言葉がありますが、
結局大きい会社も同じなんですね。
会計って不思議なものです。