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【11月23日 増刊号】 「水俣病と税金」

水俣病。
みなさんご承知の通り、水俣病は日本4大公害病の一つで
チッソ㈱が海に流した廃液により引き起こされた、世界最大の水銀公害病です。

1995年にチッソ㈱から被害者に合計317億円を支払うという決着が付きましたが、
その後も補償をめぐっての議論は続いております。

今年の7月には政府はチッソ㈱に
追加の一時金を未認定の被害者に支払うように求めました。
これに対し、チッソ㈱は難色を示しています。
この問題についてはいろいろな見解があるかと思いますので、
私がこの場でブッタ切るようなことはありません。

しかし!
税金問題まで話が及んでくれば話は別です!!
増刊号発行でブッタ切らせてもらいます!!

政府が検討している驚くべき案!
「チッソ㈱の税金だけを特例で安くしよう。だから一時金払ってあげてよ」と言うのです。

ありえません!!
政府がいかなる事情があれ、一民間企業を対象とした減税の法律を作ろうというのです。

具体的な内容は、法人税の「繰越欠損金の控除」という制度の拡大利用です。
この制度は、簡単に言うと
「今年利益が出ても7年前までの間に生じた損失があれば相殺していいよ」
というものです。

しかし、今回検討されているのは「30年くらい前まで遡って相殺を認めよう」
というのです。

チッソ㈱は公害の影響で1971年から30年間赤字でした。
つまり、その間の損失と今の利益を相殺しようとしているのです。

これじゃ税金で補償しているのと何一つ変わらないじゃありませんか。
形だけ、チッソ㈱の通帳から支払いがあるというだけで。

この案はどうなるかは全くわかりませんが、しかし私が感じたのは
「チッソ㈱の社員はどんな気持ちでこのニュースを聞いているのだろう、どんな気持ちで毎日働いているのだろう」
ということです。

社員さんがプライドを持って働けているのでしょうか?
会社はお金を払うのが大変なのは良くわかりますが、
社員のためにも早く過去の罪を清算してほしいなと思います。

参考記事:日経新聞(11/23)

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2007年11月24日 19:51に投稿されたエントリーのページです。

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