民主党の幹事長が小沢さんに決まりました。
幹事長とは党首の次に高いポストであり、将来の党首候補でもあります。
また党首が総理大臣に選出されたときは、幹事長が党首に代わり党務を掌握しますので、実質的には民主党は小沢さんが支配するということになります。
西松建設の献金事件でいったんは政治の中枢から身をひき、
首相もあきらめたのかと思われた小沢さん。
しかしやはりこの人はしぶといですね。
今回の幹事長就任で、閣僚の人事など重要な決定にも小沢さんが公に影響力を発揮できます。
ただ民主党には「反小沢派」もおり、巨大化した民主党を力で纏め上げることができるかどうか見ものです。
また「政治の一元化」にも影響が出そうです。
少しイメージが沸きにくかった「政策決定の一元化」が分かりやすく日経新聞に載っていました。
今回の選挙では「官僚主導の政治」から「政治家主導の政治」へというのが、大きく謳われていましたが、その具体的なイメージが沸きにくいところがありました。
現行は「与党」と「内閣+省庁」は「連携関係」にある政治の形態になっています。
特に省庁、つまり官僚の力が強いのが特徴です。
これを「与党が内閣はもちろん省庁も支配し、その内閣の中に国家戦略局と行政刷新会議という機関が存在する」という形になります。
こうすることで、内閣に入閣できなかった国会議員は、政治の決定に携わることができず、純粋に「立法」である国会の審議に携さわるのみとなります。
すると、今まで「族議員」と呼ばれた道路族などの国会議員が「行政」にタッチできなくなるのです。
利権が絡んだ政治がしにくくなるわけです。
ただし、小沢さんが幹事長に就任したことで、この構想がどこまで守られるかは不透明になりました。
小沢さんが入閣しないとなれば、この構想によると小沢さんが政治に基本的に参加できなくなります。
外交にも安全保障にも口出しできないわけです。
また小沢さんのグループ「一新会」は党内でダントツの勢力を誇り、120人もの人数を抱えます。
鳩山さんのグループが45人であることを考えると約3倍もの規模です。
剛腕で知られる小沢さんがそんな素直に政治に口を挟まないとは思えないですが・・。
「グランドキャニオンに防護策がない」ことが小沢さんの政治の基本。
つまり真の民主主義は「個人の自立」であり、規制の多い日本社会の現状では急激な変化に対応できないと考えています。
またアメリカに対しても、あくまで「対等」に付き合うのが基本であり、現状はアメリカのご機嫌伺いをしすぎだとも考えています。
こういった日本に変えるためには綺麗事ではなく、まず権力が必要。
小沢さんが常に権力を求めるのもよくわかります。
なにわともあれ、新しい民主党の姿が少しずつ明らかになってきました。
民主党の長期政権に向けて、小沢さんがどのように政権の基礎を作り上げるのでしょうか。
まずは来年の参議院選挙で勝つことが必須条件の民主党。
小沢さんの「腕力」は必見です。
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